不動産会社を選ぶ際の基準の一つに、
『宅建業の免許番号を確認する』という内容の記事をよく見かけます。
宅建業免許は5年ごとの更新になりますので、
免許番号を見れば長くやっている会社かどうかが判断できますが、
「長くやっている=優良な会社」と決めつけて良いのでしょうか?
宅建業免許番号の見方
たとえば、宅建免許番号が「大阪府知事(5)第××××号」の場合であれば、
大阪府知事から免許を受けて、
5回更新(正確には4回更新し、5回目の免許を頂いた)していることになります。
免許更新は5年に一度ですので、
カッコ内が2なら6~10年、5なら21~25年の営業実績があることになります。
数字が大きいほど歴史ある業者であることが分かります。
反論
✅過去に行政処分を受けた場合でも更新はできる
⇒『不動産業務歴が長い=優良業者』とはならない!
✅都道府県知事免許から国土交通大臣免許に変更した場合(逆もしかり)、
個人事業者から法人化をした場合(逆もしかり)、免許証番号はリセットされる
⇒『更新回数=不動産業務歴』とは限らない!
✅実体のないペーパーカンパニーでも更新手続きさえすれば番号は増える
⇒『不動産業務歴が長い=優良業者』とはならない!
✅会社の歴史が長くても、実際に働く社員のキャリアまで十分あるかどうか判断できない
⇒『不動産業務歴が長い=優良業者』とはならない!
まとめ
たとえどんなに信頼できる不動産会社に売却を依頼しても、有能な人物が担当者になるとは限りません。
また、どんなに仕事ができても、人柄や性格に問題がある担当者もいます。
そのため、不動産を売却する際は、会社でなく担当者で選ぶことがとても大切です。
満足度の高い不動産売却を行えるかどうかは、実際に販売活動を担当する営業マン次第、
と言っても過言ではないからです。

代表 国本
「不動産のことなら何でもお任せください!」という不動産屋にはなりたくないのです。
何でもできる不動産屋は尊敬しますが、山ほどあります。
私は私でなければできない仕事をしたいと思っています。
そんなスタンスで仕事に取り組んでいます。
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