よく議論される「賃貸が得か、持ち家が得か」について、
さまざまな意見・考えがあろうかと思いますが、私なりの答えを出してみました。
「月々の家賃でローンが払える」は関係ない
「月々の家賃でローンが払える」という謳い文句で営業マンに購入を促された経験はおありでしょうか。
ただ、「住宅ローンは無理してでも組む」「家賃は出来るだけ抑える」方が多いという観点から言えば、
「月々の家賃でローンが払える」かどうかは関係ないのでは?と考えてしまいます。
「住宅ローンは無理してでも組む」「家賃は出来るだけ抑える」の意味
✅「住宅ローンは無理してでも組む」の意味
住宅探しにおいて、「予算は無限にあります!」という方はほとんどおられませんが、
3,000万円の予算の方に3,500万円の物件を勧めたらどうなると思いますか?
大半の方は、気に入れば予算オーバーに応じられます。
つまり購入の場合、総合的に気に入れば予算より大きめのローンを組んででも購入されます。
✅「家賃は出来るだけ抑える」の意味
一方、家賃の場合はどうでしょう。
8万円の予算の方に10万円の物件を勧めたらどうなると思いますか?
大半の方は予算を超える物件では検討なさいません。
つまり賃貸の場合、予算内で最大限気に入る物件を見つける、という傾向があります。
「住宅ローンは無理してでも組む」と「家賃は出来るだけ抑える」の差
では「住宅ローンは無理してでも組む」と「家賃は出来るだけ抑える」の差はどこから来るのでしょう?
それはやはり、『自分のもの』かどうかではないでしょうか。
自分のものにはお金をかけるし、他人のものにはお金をかけない。
言い換えれば、ローンは『投資』、家賃は『消費』という考えが根底にあるのではないでしょうか。
まとめ
結論を言うと、『そもそも「賃貸が得か、持ち家が得か」なんてナンセンスだ!』
ということになります。
こう言うと「ここまで読んで損した!」とお怒りの方もおらると思いますので、
そういう方のために別の結論をご用意しました。
冒頭の「月々の家賃でローンが払える」という営業マンの話に戻せば、
ローン以外にも固定資産税や修繕費、マンションならさらに管理費や駐車料金もかかりますので、
厳密に言えば間違っている、つまり「賃貸が得」となります。
ただし、長生きすればどこかの時点で立場は逆転しますが。
もちろんこれには、購入による満足感などの"気持ちの部分"は換算していません。

代表 国本
「不動産のことなら何でもお任せください!」という不動産屋にはなりたくないのです。
何でもできる不動産屋は尊敬しますが、山ほどあります。
私は私でなければできない仕事をしたいと思っています。
そんなスタンスで仕事に取り組んでいます。
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