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No.105 【いまさら聞けない】「抵当権」とは?


不動産を買うために住宅ローンを組む場合、金融機関は厳正な審査のうえで融資をするのですが、

 

それでもやっぱりちゃんと返済してくれるか不安ですよね。

 

そこで金融機関が融資する不動産に対して設定するのが抵当権です。

 

もし住宅ローンを返済できなくなると、金融機関は抵当権を実行して不動産をお金に換え、

 

ローンの返済に充てることができます。

 

つまり「万一、住宅ローンの支払いができなくなったときには、強制的に不動産を売っちゃいますよ!」

 

という権利です。

抵当権と質権の違い

抵当権とよく似た権利に「質権」があります。

 

これは質屋のシステムを頭に浮かべるとわかりやすいです。

 

質屋というのは、物を担保にお金を貸す商売です。

 

借りたお金を返してもらえなかった場合、担保にとった物を質屋の店頭で売りに出すことになります。

 

ここまでは銀行と同じ。

 

質屋と銀行の違いは、質屋は実際に物を預かることで貸したお金を回収しますが、

 

銀行は不動産を借入人の手元に置いたままお金を貸します。

 

専門家っぽい言い方をすると、担保物件が債権者の手元にあるのが「質権」で、

 

債務者の手元に残ったままなのが「抵当権」になります。

抵当権と根抵当権の違い

もうひとつよく似た言葉に「根抵当権」があります。

 

根抵当権とは、金融機関が不動産の担保価値を算出し貸し出せる上限(極度額)を定め、

 

その範囲内で何度でもお金を借りたり返済したりすることができるものです。

 

抵当権の場合は、借りたお金を返して借金がゼロになれば抵当権は消滅、

 

根抵当権の場合は、また何度でも借りることができるので、

 

借金がゼロになっても当事者の合意がない限り消滅しません。

 

企業が事業資金などの融資を受けるときに、

 

企業や経営者が所有する不動産などに設定するケースが多いです。

 

借金の度にいちいち抵当権を設定する手間が省けるので、企業にとっては使い勝手がいいのです。

まとめ

よく聞かれることですが、抵当権付き不動産を売買すること自体に問題はありません。

 

不動産に抵当権が設定されていたとしても、その不動産を貸すことも売ることも自由にできます。

 

通常の取引現場においては、決済時に買主が支払った代金によって売主の借入金残額を一括で返済し、

 

所有権移転登記と抵当権抹消登記を同時に行います。

 

でも、もし売買代金で借入金が完済できない場合、手持ち資金を追加するか、

 

誰かに借りてきてでも返済をしないと買主に引渡すことが出来なくなります。

 

売却の際は事前に抵当権抹消が可能かどうか確認しましょう。

 

 

この記事を書いた人

代表 国本

「不動産のことなら何でもお任せください!」という不動産屋にはなりたくないのです。

何でもできる不動産屋は尊敬しますが、山ほどあります。

私は私でなければできない仕事をしたいと思っています。

そんなスタンスで仕事に取り組んでいます。

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