No.118 あなたが売主ならどうする?買付証明書の優先順位


「私はこの物件が気にいったので、この金額で買います」

 

という購入の意思を売主に伝える書面が買付証明書です。

 

買付申込書、買受証明書、購入申込書などと言うこともあります。

 

では、ほぼ同時期に購入希望者が重なったとき、誰を優先するべきなのかはたいへん難しい問題です。

 

このような場合の優先順位の付け方について考えてみましょう。

買付証明書の効力

まずはじめに、買付証明書の効力について確認しましょう。

 

買付証明書はあくまでも「不動産を買う意思があります」という意思表明をしただけ、

 

という扱いになっています。

 

ですから、正式な申込とは認められていません。

 

判例上でも公的効力はないと認められています。

 

つまり、撤回可能な文書と理解されています。

買付優先

一般的には買付証明書の提出(売主側仲介業者への到着)が早かった人を優先するケースが多く、

 

これを「買付優先」といいます。

 

これが一番わかりやすく、トラブルになりません。

 

でも、その後に、すぐにキャッシュで買いたい方から買付証明書が届いたら、どうしますか?

契約優先

売主側からみれば、いつ契約できるかわからない融資利用のAさんよりも、

 

すぐにでもキャッシュで支払い可能なBさんを優先したくなることもあるはずです。

 

いつ契約できるかわからないのは、その申込みを撤回できる時間を与えることになるからです。

 

このように、申込みの順番ではなく、早く契約ができる人を優先することを「契約優先」といいます。

まとめ

「優先権を得るために買付証明書をすぐに書いてください」と急かされることもあるでしょうが、

 

それで確実に契約できるわけではないのです。

 

実際にどの買付証明書を優先させるかは売主次第です。

 

特に人気物件であればあるほど、取引を支配するのは売主側になります。

 

 

桜木不動産事務所では、売主様の利益を最大限確保するためのあらゆる交渉を行います。

 

お引き渡しに至るまで、トラブルなくスムーズに執り行います。

 

ご売却をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

 

 

この記事を書いた人

代表 国本

「不動産のことなら何でもお任せください!」という不動産屋にはなりたくないのです。

何でもできる不動産屋は尊敬しますが、山ほどあります。

私は私でなければできない仕事をしたいと思っています。

そんなスタンスで仕事に取り組んでいます。

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