売却後もそのまま住み続けられる「リースバック」とは


「リースバック」とは、自宅をいったん売却してまとまった資金を手元に置きながら、

 

住まいを手放さずに家賃を支払いながら住み続ける仕組みです。

 

「老後の生活費が足りない」「お金は必要だが、住み慣れた家から離れたくない」

 

「早めに相続対策をしておきたい」などのご事情をお持ちの方には有効な手段ですが、

 

メリットと注意点を理解しておきましょう。

リースバックの仕組み

自宅を売却することになるため、所有者は購入者に切り替わります。

 

元の持ち主は、住宅ローンの代わりに家賃を支払って、住み慣れた自宅に住み続けることができます。

 

老後資金や教育費、医療費、事業資金などで大きなお金が必要で、

 

でも家を手放したくない、転居は避けたい、といった方に向いたサービスです。

リースバックのメリット

買い取り代金は一括支払い

 

通常、売却代金は一括で支払われるため、ローンの返済や事業資金として有効に活用できます。

 

利用の用途は問われません。

 

 

✅売却してもそのまま住み続けることが可能

 

長年住み慣れたご自宅にそのまま住み続けることができます。

 

引っ越し費用も不要です。

 

ご近所にも知られることなく、手続きが可能です。

 

 

✅固定資産税などの維持費が不要

 

所有者が代わりますので、固定資産税の支払いがなくなります。

 

また、マンションの場合は管理費・修繕積立金の支払いもなくなります。

 

 

✅将来、買い戻すことも可能

 

将来的に買い戻すことも可能です。

 

短期的には売却資金が必要でも、資金に余裕がでたタイミングで買い戻すことができます。

リースバックの注意点

✅安定した収入があること

 

家賃を継続して支払っていける安定した収入が必要です。

 

購入する投資家や不動産会社としては、毎月の家賃を払える人かどうかを必ず見ます。

 

安定収入があるかどうかは、大事な判断材料となります。

 

 

✅売却価格が安くなりがち

 

購入者は投資家や不動産会社ですから、投資としての旨味を確保しなければなりません。

 

売却価格は市場取引価格の70〜80%になることを覚悟しましょう。

 

 

✅家賃が相場より高くなるリスクがある

 

家賃は物件価格に応じて変動するため、場合によっては相場より高くなります。

 

購入者は利回り10%は最低確保するでしょう。

 

ということは、家賃を10年払い続けると売却代金よりも高く支払うことになるため、

 

長期間の利用には適していないとも言えます。

 

 

✅買い戻し額が売却価格より高い

 

買い戻し額は、売却価格より高くなります。

 

購入した投資家や不動産業者には、購入にあたってかかった必要経費や上乗せ利益がありますので、

 

それらを買い戻し価格に上乗せするからです。

まとめ

リースバックは、自宅を売却して、そのまま今の家に「賃貸」で住み続けられる便利な仕組みです。

 

医療費、教育費、事業資金などまとまったお金が必要になったとき、

 

リースバックで当面の資金を確保することができます。

 

ただリースバックは、あくまで不動産売却の手法の一つと考えてください。

 

住宅ローンの残債が多いとリースバックそのものが出来なくなることもあります。

 

気になる方は、メリットと注意点を確認した上で検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

この記事を書いた人

国本

桜木不動産事務所代表。宅地建物取引士。

三井のリハウス、大東建託(株)退職後、「不動産業界のイメージアップ」を目標に掲げ、2019年2月大阪府寝屋川市にて、不動産売却専門業 「桜木不動産事務所」を設立。

両手仲介を行わない不動産売却エージェントとして日々奔走しています。

好きなものは、阪神、浜省、森高、水無月、早く走る車。

嫌いなものは、ゴキ。