
不動産を売り出したら、どのような広告方法があるかご存知でしょうか。
売却物件は正しい方法で正確に情報を伝えなければなりません。
ピント外れの広告では、お客様からの反響を得られません。
ここでは、不動産広告の種類と効果についてご紹介します。
不動産広告の種類と効果
✅折込チラシ
折込チラシは、一枚に物件を数多く掲載する「集合チラシ」と、
一枚に1つか2つの物件を掲載する「単独チラシ」とがあります。
集合チラシは、数多くのお問い合わせを集めたいときに、多種多様の物件を掲載して広告します。
単独チラシは、売りたい物件を特定し、詳細情報を載せて、強い興味を持つお客様を探します。
単独チラシは一物件あたりの広告費が高くなるため、物件周辺エリアに限定して配布するのですが、
意外とご近所の方が購入してくださるケースが多いので、これでも成り立つとの目論見です。
✅情報誌
駅構内やコンビニの出入口付近に、無料の不動産情報誌が置かれていることがあります。
無料であれば手に取りやすく、購入の検討段階の方へのアプローチとしては効果はあるでしょう。
ただ、チラシと違い、発行日・現行締切日が月に1度とかのスパンで決まっていますので、
タイムリーな情報を掲載できないため、情報の速報性には欠けます。
✅インターネット
今は「インターネットで不動産を物色→不動産会社に問い合わせ」のルートがほとんどです。
広告の費用対効果から見ても魅力的で、どの不動産会社でも最も力を入れており、
各不動産会社のHPのほか、不動産情報サイトもたくさんあります。
購入検討者からすれば、いつでもどこでも探すことができ、
しかも情報量が多く、内容も新鮮ですから、広告手段としては最も有効と言えます。
最近では各SNSを利用した広告も盛んに行われています。
✅ポスティング
自宅の郵便ポストにチラシが入っていることがあります。
これは不動産会社が雇っているバイトの方が直接投函しているのですが、
折込広告よりもターゲットやエリアを絞って、好きな時に低価格で配布できるのがメリットです。
折込チラシよりも速報性がある情報になることが多いです。
✅オープンハウス
週末などを利用して、現地販売を行う方法です。
空き家でかつリフォームなどしていて「見れば決まる!」というような物件であれば有効です。
オープンハウスを行うメリットは、周辺に住む人に向けた認知度のアップです。
沢山のチラシを撒き、多くのインターネット媒体に掲載して宣伝し、オープンルームを開催すれば、
興味を持ってくれた人はもちろん、近所に住む人にもアピールすることができると、
紹介などが生まれたりもします。
✅電ビラ・ステ看
オープンハウスや現地見学会をするときに、駅や大通りからお客様を誘導するために、
電柱などに広告や看板を貼ったりしますが、これは違法行為です!
このような違法行為をする会社には売却を依頼しないようにしましょう!
まとめ
多くの不動産会社では、チラシは営業担当者が作成し、会社で輪転機を廻して印刷しています。
当然、広告の出来栄えも、不動産の売却の成否に大きく影響が出ます。
物件の特性やアピールポイントをしっかり把握し、適正な広告ができるかどうかがポイントです。
あなたの不動産がどのような方法で広告されているか、
本記事を参考にチェックしてみてはいかがでしょうか。

国本
桜木不動産事務所代表。宅地建物取引士。
三井のリハウス、大東建託退職後、2019年2月大阪府寝屋川市に
不動産売却専門の「桜木不動産事務所」を設立。
両手仲介を行わない不動産売却専門エージェントとして日々奔走しています。
好きなものは、阪神、浜省、森高、水無月、早く走る車。
嫌いなものは、ゴキ。