
マンションを売りに出すときに気になるのがマンションの資産価値ではないでしょうか。マンションのブランドは資産価値に大きく関わるのかどうか、ブランドマンションの特徴やメリットなどについて簡単に説明します。
マンションのブランドとは
すべてのマンションには名前が付いていますが、デベロッパー(分譲会社)が複数のブランドを展開させているケースもあります。一例を挙げると以下のようなブランドがあります。
野村不動産「プラウド」
三菱地所レジデンス「パークハウス」
三井不動産レジデンシャル「パークホームズ」「パークコート」
住友不動産「シティハウス」「シティタワー」
東急不動産「ブランズ」
東京建物「ブリリア」
大京「ライオンズ」
ほとんどのブランドは全国展開しており、供給戸数も多く、TVCMや街中の広告にも積極的に露出しているのが特徴です。
ブランドマンションのメリット
✅資産価値を保ちやすい
ブランドを持っているのは超大手のデベロッパーです。マンションの構造・設備・耐震性・住み心地その他すべての品質を消費者から信頼を得られる水準に保つ必要があります。それができて初めてブランドが意味を持つことを考えると、高い品質を提供しつづける企業努力に期待もできます。
そのため、マンションの買い替えの際に、今住んでいるのと同じブランドマンションを選ぶというケースも増えているそうです。ブランドを名乗ることはデベロッパーとしての覚悟と誇りの現れでもあり、その品質の高さゆえに、資産価値を長く保てると言えます。
✅アフターケアの充実
ブランドマンションには住み始めてからのアフターケアが充実しているものも多く、暮らしに安全と快適さを提供してくれるというのもメリットのひとつです。建物を定期検診するサービスや、マンション購入者が加入できるカスタマーサービスなど、大手デベロッパーならではの手厚いアフターケアが用意されています。
また、建物に瑕疵(不具合)が判明した時に、対応を求めようにもデベロッパーが倒産してしまっていた・・・といった事態も大手デベロッパーなら考えにくく、そういった意味での安心感もメリットです。
さいごに
ブランドマンションはその他のマンションと比較して、内装や外装、共用部の設備などに費用がかけられており、高級感のある外観もその特徴です。売却する際にも価格の下落幅が小さく、場所と場合によっては購入したときよりも高く売却できる物件もあります。ブランドマンションは資産価値の高いマンションとして、売却する際の価格に反映させることは可能です。

国本
桜木不動産事務所代表。宅地建物取引士。
三井のリハウス、大東建託(株)退職後、2019年2月大阪府寝屋川市に
不動産売却専門の「桜木不動産事務所」を設立。
両手仲介を行わない不動産売却エージェントとして日々奔走しています。
好きなものは、阪神、浜省、森高、水無月、早く走る車。
嫌いなものは、ゴキ。