
まもなく梅雨の季節がやってきます。梅雨は人間の体だけでなく、実は住宅にもダメージを与えます。例えば、湿度が上がりカビが発生しやすくなります。あとから補修するにも金銭的負担が大きくなるケースもあるため、梅雨入り前に対策をすることが大切です。
簡単にできる住宅の湿気対策
✅家の中のすべての扉を開ける
湿気が溜まらないようにするためには空気の循環を良くすることが大切です。空気の循環が良くなれば、湿気が入ってきてもすぐに他の場所に出ていきます。そのためには、家中の扉をすべて開けましょう。押入れなどの収納扉やシンク下の扉なども開けると効果的です。
✅クローゼットに仕舞う前に衣類を乾かす
梅雨の時期には、外出時に着用した衣服に湿気が溜まっていることが多いです。湿気を多く含む衣服をそのままクローゼットにしまうと、クローゼットの中に湿気が籠もってしまいます。そのため、衣類などをクローゼットにしまう前に、一度風に当てて乾かすようにしましょう。
✅除湿剤を活用する
除湿剤を積極的に活用しましょう。例えば、炭は表面に非常に小さな穴が無数に空いており、その穴が湿気を吸い取ります。またイヤな臭いも除去してくれます。また、エアコンの除湿機能も上手に活用しましょう。
簡単にできる住宅のカビ対策
湿気が溜まりやすくカビが発生しやすいのは、キッチン、脱衣所、浴室、押し入れ、下駄箱です。これらの場所は、梅雨入り前にカビ対策をしておきましょう。
✅浴室
入浴後は、お湯とお水のダブルシャワーで汚れを落とし、最後に水滴をきちんとふき取ります。
✅洗濯機
梅雨入り前に洗濯槽クリーナーで洗濯槽のカビを落としておきます。
✅シンク下・下駄箱
こまめに扉を開閉し換気します。
✅キッチン
生ゴミはこまめに捨てるか、冷凍庫に保管しておきます。
さいごに
カビは「温度」「湿度」「栄養分」の3つがあればどこでも発生します。カビが繁殖しやすい場所はまめに換気を行い、カビの栄養分となるものを溜めこまないよう、こまめに掃除を行いましょう。カビが繁殖している家で生活していると、アレルギーなどを引き起こしてしまうこともあり、健康にも悪影響を及ぼします。住宅の劣化を防ぐためにも健康のためにも、湿気対策を十分に行って梅雨を迎えましょう。

国本
桜木不動産事務所代表。宅地建物取引士。
三井のリハウス、大東建託(株)退職後、2019年2月大阪府寝屋川市に
不動産売却専門の「桜木不動産事務所」を設立。
両手仲介を行わない不動産売却エージェントとして日々奔走しています。
好きなものは、阪神、浜省、森高、水無月、早く走る車。
嫌いなものは、ゴキ。