No.200 借地に建てた家を売る方法3つ


不動産の売買では、「借地権付き」という言葉は頻繁に登場します。借地権とはどのような権利なのでしょうか。不動産取引での失敗は経済的なリスクも大きいため、正確に理解しておくことが重要です。ここでは、借地に建てた家を売る方法を5つご紹介します。

借地権とは

借地権とは、一般には「土地賃借権」のことを指します。言い換えれば、第三者から土地を借り、そこに自己所有の建物を建てる権利と考えて構いません。

 

土地を借りる人を「借地権者」、貸す人を「借地権設定者」または「底地人」と言います。借地権は不動産取引では土地を使用する権利として売買できます。

借地に建てた家を売る方法5つ

✅地主に買い取ってもらう

 

借地権を地主に買い取ってもらうことは、借地権と借地上の建物を処分する方法としてはおすすめです。

「借地権を返してもらいたい」「自分の自由に使いたい」と考えている地主も多くいます。実は、地主は正当事由がない限り、借地権の更新を拒否できませんから、借地権を取り戻したくても取り戻すことが難しいのです。

 

さらに、借地権を地主へ売却するときには、譲渡承諾料の支払いが必要ないこともメリットです。また、第三者に売却するよりも地主に売却するほうが高く売りやすいメリットもあります。

 

 

✅底地と一緒に同時売却する

 

同時売却とは、借地権と底地権を一緒に売却することです。つまり、貸主と共同して、土地と家を一緒に売ります。

 

一般的な不動産の売買と同じなので、借地と底地、それぞれ単独で売却するよりも高く売却できる可能性があります。

 

 

✅借地権付き建物として売却する

 

地主から借地権の譲渡承諾をもらい、借地権付きの建物として、第三者に売却する方法です。また建替を前提とした売却であれば、建替承諾も同時にもらう必要があります。

 

もし地主に不利益がないのに承諾をもらえないときには、裁判所から地主の承諾に代わる許可を申立てることになります。

 

借地権付き建物は、通常の不動産を売却するより安くなります。 

さいごに

借地に建てた家も売ることができます。土地を借りていると言えども、使用する権利を購入しているため、その権利を転売し、利益を得ることもできます。しかし、売却は可能でも、地主への事前相談・承諾は必要です。

 

借地に建てた家に限らず、不動産の管理や処分というのは一筋縄ではいかないものです。手続きなど大変なこともあるでしょうが、信頼できる不動産会社に相談しながら、少しずつ売却を進めるようにしてください。 

 

 

この記事を書いた人

国本

桜木不動産事務所代表。宅地建物取引士。

三井のリハウス、大東建託(株)退職後、2019年2月大阪府寝屋川市に

不動産売却専門の「桜木不動産事務所」を設立。

両手仲介を行わない不動産売却エージェントとして日々奔走しています。

好きなものは、阪神、浜省、森高、水無月、早く走る車。

嫌いなものは、ゴキ。