
間もなく梅雨入りです。梅雨が終われば台風の季節です。近年台風や大雨による水害が各地で発生しており、今年も各地で被害が予想されます。気象状況の変化によりゲリラ豪雨も珍しくなくなった昨今、前もって自宅の危険度や避難経路を確認しておきましょう。
ハザードマップを確認する
ハザードマップとは、自然災害が発生した場合に被害が想定されるエリアや避難場所などが地図上に示されたものです。被災想定地域や、予報の伝達方法、被災時の避難場所、避難場所までの経路などが掲載されています。
国交省や各自治体はその地域ごとに災害のハザードマップを公開しており、誰でもネットで簡単に調べることができます。
※国土交通省「ハザードマップ」ポータルサイト
国土交通省が運営する「ハザードマップ」ポータルサイトからお住まいの地域を選択すると、ハザードマップをインターネット上で公開されている自治体であれば、浸水被害以外の災害も含めて確認することが可能です。
ハザードマップの活用法
ハザードマップは使い方を知っているだけでは役に立ちません。日頃から防災意識を高めておくためにも、具体的な活用法も知っておきましょう。
✅危険なエリアを確認する
自宅からの通勤・通学経路など、日常生活で通ることが多い場所を重点的に見ておきましょう。
✅避難場所や方向を確認する
すぐに避難場所へたどり着けなくても、危険なエリアを回避しつつ、避難する方向を安全に目指すことが大切です。
✅通行規制のある道を確認する
自宅や職場から避難するときの道で通行規制のリスクがあれば、別のルートも探しておきましょう。
さいごに
自分が今住んでいる街についてはもちろん、これから住み替えなどを検討していて具体的な引越し先のエリアが決まっている場合には、事前に現地のハザードマップを調べた上で、どのような災害リスクがあるのか確認しておくとよいでしょう。
ハザードマップを上手に利用し、いざという時の準備をしておきましょう。

国本
桜木不動産事務所代表。宅地建物取引士。
三井のリハウス、大東建託(株)退職後、2019年2月大阪府寝屋川市に
不動産売却専門の「桜木不動産事務所」を設立。
両手仲介を行わない不動産売却エージェントとして日々奔走しています。
好きなものは、阪神、浜省、森高、水無月、早く走る車。
嫌いなものは、ゴキ。