
畳のサイズは種類によって様々で、地域によって異なったりもします。さらに、部屋の寸法によっても微妙に大きさが異なります。「京間」や「江戸間」などよく耳にするかと思いますが、実際どれくらいサイズが違うのでしょうか。
代表的な畳の規格
代表的な畳の規格は4種類あります。大きい順に並べると、以下のようになります。
✅京間:京都をはじめ関西地方で使用される畳:191cm×95.5cm≒1.82m²
✅中京間:名古屋市など東海地方で使用される畳:182cm×91cm≒1.65m²
✅江戸間:関東地方で使用される畳:176cm×88cm≒1.54m²
✅団地間:アパートやマンションなど集合住宅で使用される畳:170cm×85cm≒1.44m²
たとえば、もっとも大きい京間ともっとも小さい団地間では、1帖あたりの差は、0.38㎡となります。6帖に換算すると2.28㎡の違いですから、その差は1帖分以上も違うことになります。つまり、京間の6帖と団地間の8帖は大して変わらないことになります。
不動産広告では?
不動産広告では、不動産公正取引協議会連合会が定める「不動産の表示に関する公正競争規約」で「物件の内容・取引条件等に係る表示基準」において「畳1枚当たりの広さは1.62平方メートル以上の広さがあるという意味で用いること」と定められています。ということは、中京間(1畳≒1.65平方メートル)あたりが、一般的な物件表示に近いと言えます。
さいごに
このサイズの違いは、一説には、以前関西方面では家の大きさは畳の大きさをもとに作られていて、それに対し関東方面では先に家を作り、作られた家の柱から柱の間を1間として畳を作っていたので、畳の大きさに差が出たと言われています。また、お気づきかもしれませんが、畳のサイズはどの地方のサイズでも2:1になっています。
ちなみに、琉球畳は半畳を基準として880cm×880cmとなりますが、お部屋の大きさや希望の大きさに合わせてオーダーメイドできることがほとんどですので、ご自宅のリフォームなどでも利用しやすい畳と言えます。

国本
桜木不動産事務所代表。宅地建物取引士。
三井のリハウス、大東建託(株)退職後、2019年2月大阪府寝屋川市に
不動産売却専門の「桜木不動産事務所」を設立。
両手仲介を行わない不動産売却エージェントとして日々奔走しています。
好きなものは、阪神、浜省、森高、水無月、早く走る車。
嫌いなものは、ゴキ。