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No.237 【今さら聞けない】サブリースとは


サブリース(一括借り上げ)による賃貸経営のトラブルについて耳にする機会が増えています。ここでは、サブリースとは何か、またサブリースの仕組みがなぜトラブルに発展するのか、簡単に説明します。

サブリースとは

サブリースは、「一括借り上げ」とも言い、貸主に対する家賃保証制度のことを指します。不動産管理会社が貸主から賃貸物件を一括で借り上げ、入居者に転貸します。貸主は入居者がいようといまいと一定の家賃(満室家賃の80~90%程度)が保証されるとともに、入退去に関する手続きや家賃の集金業務など、管理業務から開放される仕組みとなっています。

 

サブリース契約では、空室が発生しても家賃が貸主に支払われるため、貸主側から見れば賃貸経営のリスクが大幅に軽減されるメリットがある一方、すべての貸主業務を管理会社に任せるため、貸主にはコスト負担が発生します。

サブリースのトラブル事例

✅家賃の減額に関するトラブル

そのエリアが持つ入居需要や賃貸市場性を無視した土地活用アパート提案による供給過剰で、入居者が埋まらないことによる賃料改定(減額)が大きな問題となっています。

 

✅契約内容に関するトラブル

契約後、色々な名目で費用負担を強いられるなど、契約時の約束と異なることによるトラブルが問題になっています。

 

✅管理会社の倒産に関するトラブル

万が一、管理会社が倒産してしまった場合、一般的に管理会社が入居者と結んだ賃貸借契約は貸主に引き継がれます。場合によっては、管理会社が入居者から預かった敷金が回収できない可能性もあります。

さいごに

国土交通省も、サブリースを検討する人に対して、サブリースには次の3点のリスクがあるとして、契約内容や契約期間中の賃料減額などのリスクを十分理解してから契約するよう注意喚起しています。

 

✅賃料は変更になる場合があること

✅契約期間中でも解約されることがあること

✅契約後の出費もあること

 

提案資料として当初に提示されるパンフレットや事業提案書、家賃査定書を確認するのは当然ですが、サブリースの契約書や契約約款という小さな文字で書かれたものまで、契約に関する書類は一語一句すべてチェックすることが絶対条件です。

 

 

この記事を書いた人

国本

桜木不動産事務所代表。宅地建物取引士。

三井のリハウス、大東建託株式会社退職後、2019年2月大阪府寝屋川市に

不動産売却専門の「桜木不動産事務所」を設立。初年度売却相談件数108件。

両手仲介を行わない不動産売却エージェントとして日々奔走しています。

好きなものは、阪神、浜省、森高、水無月、早く走る車。

嫌いなものは、ゴキ。