
セコムやALSOK、関電SOSなどのステッカーが貼ってあることにより、ある程度、防犯効果を見込むことができるかと思います。ですが、セキュリティ契約しないでステッカーだけ欲しい!という方に、「ステッカーは売ってない」というお話です。
ステッカーだけ貼るのは不正使用
以下、セコムのHPより抜粋
『セコムステッカーは、セコム及びセコムグループ会社(以下セコムという)のご契約先に安心感を与えるとともに、犯罪の抑止効果にもなる「セキュリティの象徴」であり、セコムがご契約先のみに貸与しているセコムの所有並びに知的所有に属するものです。
セコムでは、セコムステッカーの販売は一切しておらず、セコムのご契約先であっても、セコムステッカーの貸与、売却、その他の処分はもちろん、セキュリティサービスの対象建物以外への使用を禁止させていただいております。また、セコムとの契約が終了した場合には直ちに廃棄又はご返却いただくものです。
従いまして、セコムの所有に属するセコムステッカーをどのような理由であっても売買・譲渡・貸与・処分をすることは違法行為となります。また、セコムステッカーを購入、譲受、借受けすることやセコムのセキュリティサービス契約の裏付けのないまま、これを使用することも違法となります。』
過去には偽造で逮捕者も
以下、IZA(イザ)より抜粋
『警備大手「セコム」(東京都渋谷区)の防犯用ステッカーを偽造し、インターネットオークションで販売したとして、警視庁原宿署は商標法違反容疑で、京都市山科区東野森野町のアルバイト、服部翔太容疑者(25)を逮捕した。「小遣いが欲しくてやったが、法律に違反するとは思わなかった」と容疑を一部否認している。
逮捕容疑は1月下旬、偽造した同社の防犯用ステッカー1枚を1200円で販売し、川崎市内の男性宅に郵送したとしている。
同署によると、服部容疑者は昨年12月ごろから、フリーマーケットサイトやオークションサイトに偽造品を出品。今年1~2月の間に約50枚を販売しており、6万円ほどの売り上げがあったという。同社の社員が出品に気づいて落札し、同署に被害を届け出ていた。』
ALSOKなら裏ワザあり
ネットなどでは、ALSOKやセコムにそっくりに作ったステッカーは売っていますが、そっくりではなく本物のステッカーが欲しいという方に、裏技をお教えします。ALSOKの公式ステッカーなら、ALSOKホームセキュリティの契約者以外でも正規のルートで入手する方法があります。
✅アルソックロックを購入する
「アルソックロック」とは、ALSOKを運営する「綜合警備保障」が販売している、引き違い窓に貼り付けて使う補助錠のことです。窓に貼り付ける面がALSOKマークのデザインになっているため、外から見ると一見ALSOKステッカーが貼ってあるように見えます。
厳密にはステッカーではありませんが、アルソックロックを窓に取り付ければ、ALSOKマークによる侵入の抑止効果、補助錠としての物理的な侵入防止効果の両方が期待できます。1個2,000円程度で購入できます。

さいごに
残念ながら、セコムの公式ステッカーをセコム・ホームセキュリティの契約者以外が手に入れる方法は一切ありません。私も、メルカリやラクマ、ヤフオクで目を皿のようにして探しましたが(笑)、ひとつもありません(泣)
仕方なく(?)アルソックロックを買って使用しています。効果のほどはわかりませんが、そんなに高いものではないので、明らかに偽物とわかる安っぽいステッカーよりはマシだと思って使っております。でもちょっと小さめなんですよね~存在感がない(泣)

国本
桜木不動産事務所代表。宅地建物取引士。
三井のリハウス、大東建託株式会社退職後、2019年2月大阪府寝屋川市に
不動産売却専門の「桜木不動産事務所」を設立。初年度売却相談件数108件。
両手仲介を行わない不動産売却エージェントとして日々奔走しています。
好きなものは、阪神、浜省、森高、水無月、早く走る車。
嫌いなものは、ゴキ。