· 

No.253 競売物件を1000円差で落札し、400万円儲けた話


近年の不景気を反映するかのように、競売物件は増えています。競売物件とは、不動産を競売(オークション)で購入できる物件のことです。以前、競売物件を1000円差で落札し、400万円儲けた、"気持ちいい"お話です。

競売入札の流れ

債権者により競売の申立てが行なわれると、自動的に競売の手続きは進行していきます。裁判所が作成する3点セット(現況調査報告書・評価書・物件明細書)と呼ばれる書類を参考に、入札に加わるかどうか、入札するならいくらで入札するのか決定します。

 

競売は競争入札方式ですから、入札期間内に、物件ごとに決められた価格以上で入札し、入札価格が一番高い人が落札することとなります。

2番手と僅差であればあるほど"気持ちいい"

開札日は、1番手と2番手の入札者名と金額が発表されます。落札するだけなら、いくらでも高い価格を付ければいいのですが、競売物件を取得する最大のメリットは"安く"買えることです。市場価格の半値程度で落札できることもありますから、高く落札するのはプロとして失格です。2番手と僅差であればあるほど"気持ちいい"のです。

とあるマンションを落札

競売物件の入札者の大半は仕入れ目的の宅建業者です。競売で物件を取得してリフォームを行い、再販します。利幅を増やすためにも、いかに安く落札するかがキモとなり、腕の見せ所となります。

 

とあるマンションです。当該物件の過去の成約事例、直近の売出事例等の調査を行い、相場(売れる価格)を算出し、仕入れ価格を逆算します。一般市場では、築年数のわりに高値で売買されていました。そして競売でも、19件の入札が入る人気ぶりでした。

 

私は1111万1000円で入札しました。1100万円で仕入れれば利益がでると判断し、ライバル対策として11万1000円を上乗せしたのです。なんと、このとき2番手は1111万円でした。

さいごに

まさか1000円差で落札できるとは思いもしませんでした。裁判所で金額を読み上げられたときは、びっくりしましたし、何よりその金額の"絶妙さ"がプロらしくてかっこよかったです、我ながら。その1000円がその後400万円の利益を生み出したのですから、笑いが止まりません(笑)

 

 

この記事を書いた人

国本

桜木不動産事務所代表。宅地建物取引士。

三井のリハウス、大東建託株式会社退職後、2019年2月大阪府寝屋川市に

不動産売却専門の「桜木不動産事務所」を設立。初年度売却相談件数108件。

両手仲介を行わない不動産売却エージェントとして日々奔走しています。

好きなものは、阪神、浜省、森高、水無月、早く走る車。

嫌いなものは、ゴキ。