No.279 レインズで売主が確認できる「取引状況」の見方


宅建業者に専任または専属専任で不動産の売却を依頼すると、その情報は「レインズ」と呼ばれる業者間の情報交換システムに登録されます。レインズでは、売主様もその登録状況が確認できる仕組みになっていますので、「何を、どう」確認するのか説明いたします。

レインズとは

レインズとは、指定流通機構が導入している情報システムのことです。レインズは宅建業者しか見ることができない、一般の方には非公開のシステムとなっています。

 

お持ちの不動産を宅建業者に専任媒介契約または専属専任媒介契約で売却を依頼すると、宅建業者にレインズへの物件登録義務が生じます。レインズ登録を義務化すれば、他の宅建業者に強制的に情報が開示されるので、依頼を受けた宅建業者が情報を隠し、物件を独り占めしようとする「囲い込み」を防止する狙いがあります。

「囲い込み」防止のために売主様もチェック

一定期間内に物件情報がレインズに登録されると、 それに対してシステム側から「登録証明書」が発行されます。これは宅建業者経由で売主様へ渡される証明書です。 

 

登録証明書の最下段に登録内容確認のためのURL、確認用ID、パスワードが記載されており、売主様はこのIDなどを使ってインターネット上の「専用確認画面」にアクセスし、ご自身の物件に関する以下の登録内容などを確認することができます。

 

✅現在のレインズ登録内容(主要項目)

✅登録されている図面(図面が登録されている場合のみ)

✅現在の取引状況と取引状況の補足

✅取引状況の履歴

 

取引状況に関しては、「公開中」「書面による購入申込みあり」「売主都合で一時紹介停止中」の3種類のうちいずれかとなります。申込みが入っていないのに「書面による購入申込みあり」となっていたり、紹介停止を依頼していないのに「売主都合で一時紹介停止中」となっていれば、「囲い込み」を疑いましょう。

 

また、そもそも宅建業者から「登録証明書」が渡されなかった場合も、登録内容を見られたくない姿勢の表れですから、必ずもらい受けるようにしましょう。

レインズの見方

※近畿レインズ「売却依頼主用 物件確認」ページ

 

①上記のURLから近畿レインズのHPに入り、[ログイン画面へ]ボタンをクリックし、ログイン画面を表示します。

 

②媒介契約を締結した不動産事業者から受け取った証明書に記載されている「確認用ID」および「確認用パスワード」を入力し、[ログイン]ボタンをクリックします。

 

③売却依頼物件の現在のレインズ登録内容が表示されます。 

さいごに

このような管理制度の導入によって、あからさまに不正行為をする宅建業者は少なくなったと思われますが、売主様も必ず注意しましょう。一定期間ごとに「専用確認画面」へアクセスし、ご自身の物件が適正に取り扱われているかどうかをチェックすることが大事です。

 

 

この記事を書いた人

国本

桜木不動産事務所代表。宅地建物取引士。

三井のリハウス、大東建託株式会社退職後、2019年2月大阪府寝屋川市に

不動産売却専門の「桜木不動産事務所」を設立。初年度売却相談件数108件。

両手仲介を行わない不動産売却エージェントとして日々奔走しています。

好きなものは、阪神、浜省、森高、水無月、早く走る車。

嫌いなものは、ゴキ。