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No.281 不動産屋の「煽りトーク」もあながち「悪」ではないという話


不動産の購入の場面では特に、不動産営業マンの「煽りトーク」に出くわすのではないでしょうか(笑)でも、私はこういった「煽りトーク」もあながち「悪」でもないなぁと思うのです。参考になりましたら幸いです。

煽りトーク①早く決めないと売れてしまう

不動産は2つとして同じものがありません。検討中に売れてしまうという経験は、日ごろ不動産取引に携わっている不動産営業マンなら一度や二度の経験では済まないはずですし、また何年も物件探しをしている方なら、気になった物件がすぐに売れていったという経験をお持ちの方もおられると思います。

 

少しでも購入を検討する価値があるとお客様自身が思ってらっしゃるなら、不動産のプロとして不動産の素人さんにアドバイスするの当然はというものです。

 

正直言うと、アドバイス半分、煽り半分で聞いていただくのが良いかと思います(笑)

煽りトーク②金利が安い今がチャンス

今は超がつくほどの低金利時代です。100万円多く借りても毎月の返済額は2800円弱、1日100円の負担にもなりません。ですから金利が安いのは嘘でも何でもありません。

 

ただし、金利が安いから不動産を買うのではないと思いますので、あくまで無理のない返済計画に沿って買っていただければと思います。

煽りトーク③家賃はドブに捨てているようなもの

この言葉尻だけ捉えると、正しいです。家賃を何年払い続けても、自宅はいつまでも自分の物になりませんから。

 

ただ、毎月の家賃額とローン返済額を単純に比較するのは間違いです。不動産を購入すると維持費がかかります。固定資産税や修繕費、火災保険料などもしっかり試算して検討する必要があります。

さいごに

こうした不安心理を煽るセールストークは、一歩間違えると人の無知につけ込むような営業と捉えられがちですが、例えば服を買いに行った時で例えてみましょう。

 

入店すると店員が声を掛けてきます。あなたが手に取った服の試着をすすめます。試着すると「よく似合う」と褒められます。「最後の一着ですよ」と言われます。不動産の営業マンもこれと同じことをしているだけではないでしょうか。

 

本当に似合っているのか、最後の一着を逃したら後悔するのか。店員の言葉の真偽とともに自問自答し、買うか買わないかを決めますよね。関心のない方には「煽りトーク」でも、検討に値する方には「背中を押してくれる言葉」になります。

 

実際過去の経験でも、いわゆる「煽りトーク」と呼ばれるセールストークが最後のきっかけで不動産を購入して頂いたお客様から、「後悔した」「失敗した」「嘘言われた」と批判されたことは一度もありません。むしろ感謝されることが多いので、「煽りトーク」と捉えるか「背中を押す言葉」と捉えるかは、営業マンとお客様との関係性にもよるところが大きのではないでしょうか。

 

最後にひとつだけ、「皆さんも〇〇されていますよ~」には注意しましょう。私の経験では、100%根拠のないセールストークで間違いありません(笑)

 

 

この記事を書いた人

国本

桜木不動産事務所代表。宅地建物取引士。

三井のリハウス、大東建託株式会社退職後、2019年2月大阪府寝屋川市に

不動産売却専門の「桜木不動産事務所」を設立。初年度売却相談件数108件。

両手仲介を行わない不動産売却エージェントとして日々奔走しています。

好きなものは、阪神、浜省、森高、水無月、早く走る車。

嫌いなものは、ゴキ。