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No.288 登記事項証明書の種類と取り方


不動産を売買するとき、登記簿謄本(登記事項証明書)を取得することが不可欠です。実は、ご自身でとても簡単に取得することができます。ここでは、必要な登記事項証明書の種類の見分け方とその取得方法を簡単に説明いたます。

登記事項証明書(登記簿謄本)とは

昔、登記情報が紙媒体で保管されていたときの呼び方は「登記簿謄本」です。現在では登記情報はデータ化されてコンピューターで保存されており、発行される証明書は「登記事項証明書」と呼ばれています。

 

登記事項証明書は、法務局に保管されている不動産の記録のことを言い、どこにどんな不動産があって、所有者は誰で、どんな権利関係が付いているのか、などの情報が記録されています。

登記事項証明書の種類

登記事項証明書には、次の4種類があります。

 

✅全部事項証明書

 

不動産の過去から現在に至るまでの所有者や権利関係などが記載されています。すべてが網羅されているため、登記事項証明書が必要な場合は、この全部事項証明書を取得しておけば間違いありません。

 

✅現在事項証明書

 

過去の履歴は表示されず、現在の権利状態のみが記されています。登記事項証明書をどちらかに提出する場合は、念のため「現在事項証明書で問題ないかどうか」を確認した方が良いでしょう。再度取り直しとなるかもしれません。

 

✅閉鎖事項証明書

  

建物が滅失したり、複数の土地を合筆したりすると、不動産が閉鎖します。法務局は閉鎖した土地を50年間、閉鎖した建物を30年間にわたって登記登録しています。この閉鎖した不動産について調べるときに取得します。

 

✅一部事項証明書

 

不動産の登記内容の一部分を抜き出した登記事項証明書です。全部事項証明書では不必要な部分が多く、保管にもスペースをとられてしまうため、必要な部分のみで大丈夫な方には便利です。

登記事項証明書の取得方法

登記簿謄本を取得するには、以下の3つの方法があります。

 

✅法務局へ行って交付請求する

 

最寄りの法務局・出張所・支局の窓口で誰でも取得できます。備え付けの申請書に必要事項を記入し、600円分の収入印紙を貼って窓口に提出します。法務局の開庁時間は、平日の午前8時30分から午後5時15分までとなっています。

 

✅郵送で交付請求する

 

法務局の窓口で交付請求するのと同じように「登記事項証明書交付申請書」に必要事項を記入して1通あたり600円分の収入印紙を貼り、返信用封筒を同封して最寄りの法務局または地方法務局へ郵送すれば登記事項証明書を郵送してもらえます。

 

申請書は法務局のホームページからダウンロードできます。収入印紙は郵便局で買えます。返信用封筒に貼る切手は1通なら84円、1通なら94円で足りることが多いです。概ね1週間以内には返送されてきます。

 

✅オンライン登記事項証明書請求で交付請求する

 

登記・供託オンライン申請システムから必要事項を入力します。午前8時30分から午後9時まで使えます。

午後9時までに交付請求すれば、ほとんどの場合、翌日には郵送されます。受取りは自宅か勤務先会社を選べますし、最寄りの法務局や法務局証明サービスセンター(市役所庁舎内などに設置された窓口)でも受け取ることができます。手数料は、郵送してもらう場合が1通500円(送料込み)、窓口で受け取る場合が1通480円になります。

さいごに

「登記事項証明書(登記簿謄本)の取得なんてしたことないし、難しそう」というイメージがあるかもしれませんが、非常に簡単です。それでも不安があるという方は、私ども桜木不動産事務所までどうぞご遠慮なくご連絡ください。

 

 

この記事を書いた人

国本

桜木不動産事務所代表。宅地建物取引士。

三井のリハウス、大東建託株式会社退職後、2019年2月大阪府寝屋川市に

不動産売却専門の「桜木不動産事務所」を設立。初年度売却相談件数108件。

両手仲介を行わない不動産売却エージェントとして日々奔走しています。

好きなものは、阪神、浜省、森高、水無月、早く走る車。

嫌いなものは、ゴキ。