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No.289 今年は路線価の補正の可能性も


去る7月1日、国税庁は相続税や贈与税の算定基準となる2020年分の路線価を発表しました。ただ、新型コロナウイルスの影響を受けていない、1月1日時点での価格だけに、国税庁では今後の地価の推移によっては減額修正も検討する方針とのことです。

路線価とは

路線価は、主な道路に面した土地の1平方メートルあたりの評価額を、国税庁が1月1日時点で算定したもので、相続税や贈与税を計算する基準になります。毎年7月1日に国税庁から公表されますが、今年公表された近畿地方の路線価は、去年を平均で1.2%上回り、5年連続で上昇しました。

 

府県別の平均は去年に比べて、京都が3.1%、大阪が2.5%上回った一方、兵庫と滋賀が0.1%、奈良が0.3%、和歌山が1.1%下回りました。

近畿2府4県の最高価格

✅大阪府

 

大阪・梅田の「阪急百貨店」前の御堂筋で、去年より35%上がって2160万円(近畿地方で37年連続1位)

 

✅京都府

 

京都市下京区の「みずほ銀行四条支店」前の四条通で、去年より18.1%上がって673万円

 

✅滋賀県

 

草津市大路1丁目の「JR草津駅東口広場」で、去年より8.8%上がって31万円

 

✅兵庫県

 

神戸市中央区三宮町1丁目の「三宮センター街」で、去年より17.6%上がって576万円

 

✅奈良県

 

奈良市東向中町の「近鉄奈良駅」前の大宮通で、去年より21.2%上がって80万円

 

✅和歌山県

 

和歌山市友田町5丁目の「JR和歌山駅」前で、去年と同じ36万円

今後、補正の可能性

今年は新型コロナウイルスの影響などで経済活動が低迷したことにより、1月時点よりも地価が下落する可能性を想定し、国税庁は、全国の広い範囲で地価が下落し、路線価が地価を上回り多くの納税者に影響が出ると判断した場合に、納税者への便宜を図る措置をとるとしています。

さいごに

路線価が上昇したということは、不動産の価値が上ったということですので、今売却をお考えの方には、減額修正前に売却されるのが得策とも言えます。これからの動きに注目しつつ、お困り事などございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

この記事を書いた人

国本

桜木不動産事務所代表。宅地建物取引士。

三井のリハウス、大東建託株式会社退職後、2019年2月大阪府寝屋川市に

不動産売却専門の「桜木不動産事務所」を設立。初年度売却相談件数108件。

両手仲介を行わない不動産売却エージェントとして日々奔走しています。

好きなものは、阪神、浜省、森高、水無月、早く走る車。

嫌いなものは、ゴキ。