No.296 不動産が売れた!引越しはいつにする?


不動産が売れたら、売主はいつ引越しすべきでしょうか?結論としては、「引渡し日前日までならいつでもOK」です。ただし、売買契約の内容や売却理由によっては、「引渡し日前日まで」ということ以外に注意すべきポイントがあります。

ローン特約がある場合

✅引越し日:買主側の住宅ローン審査で本承認が下りたあと

 

ローン特約とは、「ローンの本承認が否決になれば売買契約は白紙解約になる」という特約です。つまり、その場合には契約はなかったことになる、ということです。

 

そして、売買契約は住宅ローンの本審査の前に締結しますから、ローン本承認の結果が出る前に引越しをしてしまうと、最悪の場合、引越ししたのに売買契約が白紙になってしまった、という状況になりえるからです。

買い替え特約がある場合

✅引越し日:買主の不動産の売却先が決まり、買い替えが成立したあと

 

買い替え特約とは、「○月×日までに買主の所有するマンションが▲▲万円以上で売れなければ、本物件の売買契約は白紙解約になる」という特約です。この場合、買主の買い替えが成立する前に引越しをしてしまうと、買主側の買い替え不成立によって、売買契約が白紙解約になるリスクがあるからです。

 

ただ、この特約は、主に不動産会社が売主として新築物件を販売するときに利用されるものですから、稀なケースとなります。

売主自身が買い替えの場合

✅引越し日:新居の引渡し日よりもあと

 

引越し日をいつにするかによっては、仮住まいを探す必要が出てきます。引越し日が新居の引渡し日よりも前の場合では、新居の引渡しがおこなわれるまで一時的に仮住まいを探さなければなりませんので、できれば、新居の引渡し日よりもあとに引越しできるとスムーズです。

さいごに

売却が決まれば、早めに段取りをして引越しできればそれに越したことはありませんが、売買契約に特約がある場合は、特約が無効になってから引越しをしましょう。

 

 

この記事を書いた人

国本

桜木不動産事務所代表。宅地建物取引士。

三井のリハウス、大東建託株式会社退職後、2019年2月大阪府寝屋川市に

不動産売却専門の「桜木不動産事務所」を設立。初年度売却相談件数108件。

両手仲介を行わない不動産売却エージェントとして日々奔走しています。

好きなものは、阪神、浜省、森高、水無月、早く走る車。

嫌いなものは、ゴキ。